第1回 MetabolismDiet講座

MetabolismDiet講座

ダイエットの秘訣

ダイエット成功の秘訣は大したことではありません。
毎日の食事です。

それが解っているからカロリーに気を付けているし、運動もしているのになかなか痩せない!という人はそもそも食事の内容が間違っています。

ダイエットには食事の内容やタイミングなどいくつかルールがあります。

世の中には様々なダイエット方法がありますが、このルールはどんなダイエット方法にも共通です。

まずはダイエットのルールを知りましょう。

ダイエットのルールその1 食事の内容

ダイエットにはいくつかルールがあると言いましたが、実は食事の内容を改めるだけでダイエットはうまくいきます。

それほど食事の内容は重要です。

糖質、脂質、タンパク質の3つ栄養素はエネルギーになることから3大栄養素、これにビタミン、ミネラルを加えたものを5大栄養素といいます。

この5大栄養素の中に1つだけ体に体脂肪を蓄えさせようとする栄養素があります。

それが糖質です。

糖質は食べれば食べるほど肥満ホルモンが分泌されます。

ダイエットではよく脂質の摂取を抑えましょうと言われますが、脂質とタンパク質は食べても太りません。
なぜなら、肥満ホルモンが分泌されないからです。

脂質の摂取を抑えましょうというのは「脂」という字面が原因、つまりただのイメージ。
脂質への風評被害です。

もちろん消費カロリー以上のカロリーを摂取すれば、どんな栄養素でも体脂肪に代謝され蓄えられますが、常識の範囲の食事量なら太りません。

太る原因もしくは痩せない原因は糖質を食べることで分泌される肥満ホルモンです。

食事からできるだけ糖質を除きましょう。

具体的な数字で言えば、1食当たり糖質量20g以下です。

これができればダイエットはうまくいきます。

食材の選び方の基本は可食部100g中糖質量5g以下

このルールさえ守れていれば、ほかに何を食べてもOKです。

ダイエットのルールその2 栄養バランス

色々なものをバランスよく食べましょう。
緑のものをたくさん食べましょう。

私は小さいころ、このような食育を受けて育ちました。
そしてそのことに何の疑問も持つこともありませんでした。

おそらく、世の中の人のほとんどが私と同じではないでしょうか。

しかし、人の代謝システムを学んでいくと、これが大きな間違いであることに気が付きました。

色々なものをバランスよく食べる。

一見すると正しいように思えるでしょう。

しかし、バランスよく食べる食事が体にとってバランスのいい食事とは限りません。

Q.人の身体にとってバランの良い栄養バランスとは?

A.糖質:脂質:タンパク質=1:5:4

これが正解です。

人は1日で消費するほとんどのエネルギーを脂質代謝によって生産していますので脂質はたくさん食べる必要があります。

さらに脂質の代謝物である脂肪酸の中にはα―リノレン酸に代表される必須脂肪酸があります。

必須脂肪酸は体内で合成できないので食事で摂取しなければなりません。

タンパク質も同様です。

人の身体は頭のてっぺんからつま先までタンパク質で出来ています。

細胞は常に分解と再生を繰り返していますが、タンパク質がなければそれもできません。

そして脂肪酸と同じように、タンパク質の代謝物であるアミノ酸にも必須アミノ酸が存在します。

体内で合成できない必須アミノ酸も食事から摂取しなければなりません。

では糖質は?

摂取された糖質はブドウ糖に代謝されますが、人には糖新生という糖以外から糖を生産する代謝システムが存在します。

さらにブドウ糖には必須ブドウ糖というものが存在しません。

つまり、糖質は食べる必要のない、体内で生産する栄養素なんです。

これは、人類が誕生してから現在まで何を食べてきたのかを知るとよく理解できます。

今から400万年、初期人類は骨、正確には骨髄を食べていました。

これは初期人類が草食動物のように大量の植物を消化する酵素を持たず、肉食動物のような獲物を狩るのに必要な爪や牙を持っていなかったからです。

つまり、肉食動物が狩って食べた残骸を安全な巣に持ち帰って、それを砕いて食べていたのです。

それから石器という他の動物を狩る武器を作ることで肉食が始まります。

それまで骨、骨髄を食べてきた人類がすんなり肉食を受け入れることができたのは、肉と骨髄の栄養がほとんど同じだからだと言われています。

骨髄や肉は脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの4大栄養素を多く含み、糖質はほとんど含まれていません。

時代は進み、約8000年前に農耕が始まり、穀物を摂取するようになります。

砂糖を摂取するようになったのは約2000年前(1部の特権階級のみ)。

生成された糖質を摂取するようになったのが約50年前。

よく「日本人は農耕民族だ。もっとお米を食べるべき」という人がいますが、実は人類はその歴史の99%以上を糖質抜きで生き抜き、進化してきた動物で今のように糖質を主食にすることのほうが”珍しい期間”なのです。

本来食べる必要のないものをメインに食べれば、代謝も狂って当たり前。

MetabolismDietというのは、なんてことはありません。
食事を人類本来のものに戻しましょう、というだけのことなんです。

ダイエットのルールその3 食事のタイミングと回数

食事とは突き詰めて言えば、エネルギー源の確保が目的です。

摂取されたエネルギー源は細胞に溜めこまれ、それを切り崩してエネルギーを作ります。

つまり、最適な食事のタイミングは細胞に蓄えられたエネルギー源がなくなった(少なくなった)ときです。

でも、エネルギー源がなくなった時と言われても、目に見えるわけではないのでそのタイミングで食べてと言われても難しいですね。

ならエネルギー源が少なくなるタイミングをこちらでコントールしてやればいいんです。

理想のタイミングは就寝前

脂質やタンパク質は消化吸収されるまで6~9時間くらいかかります。
寝る前にがっつり食べて、寝てる間にエネルギー源を細胞にしっかりため込みます。

朝食は不要です。
就寝前にしっかりエネルギー源を確保していれば、起床した時には細胞にはエネルギー源満載です。

そのタイミングで食べても完全に無駄なカロリー摂取、体脂肪として蓄えられてしまいます。

昼食はその時の状態次第
夜しっかり食べていれば日中もエネルギー源は足ります。
しかし、小食の人は夜の1食だけでそんなにカロリーを摂取しきれない場合があります。
そんな時は昼食も食べましょう。

夜がっつり食べて、朝は食べない、昼は食べないか小腹を満たす程度に食べる。

理想は1日1食ですが回数はそこまでこだわる必要はありません。
ただ、朝に食べるのは上に記した通りダメです。

MetabolismDietとは?

5大栄養素のうち、糖質を除いた4大栄養素をしっかり食べる。
食べるタイミングを決めることで無駄なくエネルギー源を摂取し、使用する。

これがMetabolismDietの内容になります。

上記の2つを満たすと代謝が促進され贅肉だけがスルスル落ちます。

ただ痩せるだけではなく、体の中も綺麗になります。

MetabolismDietはただ体重を減らすダイエットではなく、食生活改善による、総合健康療法です。

そもそもダイエットとは食事のコントロール、すなわち健康になるためにやるもの。

今後の講座ではそこに重点を当てながら、MetabolismDieの詳細をお話していきます。

おまけ 私の場合

私は、21~22時に食べます。
結構遅い時間帯ですね。

内容はお肉や魚を中心に葉のものの野菜です。

朝は水を飲むだけ。

お昼は食べずに14時くらいにチーズやお豆腐をおやつに軽く食べて、そのまま夜に以下ループ。

こんな感じです。

タイトルとURLをコピーしました