第6回 MetabolismDiet講座

MetabolismDiet講座

MetabolismDietまとめ

MetabolismDiet講座は今回で終了です。
最終回ではここまでの復習をかねてMetabolismDietのまとめをやっていきます。

MetabolismDietは健康療法

ダイエットというと体重という数字を追いがち。
もちろんダイエットなのですから体重を減らすことも大切なのですが、それは無駄な贅肉を落とし、生活習慣病をはじめとした不健康を快癒、予防するためのはず。

MetabolismDietは「健康」を中心に考えて行うダイエットであり、健康療法です。

方法は簡単 糖質を食べないだけ

糖質=炭水化物-食物繊維

糖質を食べるとその量に比例した量のインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖値を下げるホルモンですが、以下の理由から肥満ホルモンとも呼ばれています。

  • 筋肉細胞に中性脂肪を取り込ませない
  • 脂肪細胞に中性脂肪を詰め込む
  • 中性脂肪の分解を抑制する

インスリンが肥満の原因となるなら、インスリンを分泌させないようにすれば問題は解決です。

インスリンを分泌させない方法は糖質を食べないこと。

必要な糖は糖新生で創る

MetabolismDietは糖質さえ食べなければ他に何を食べてもOKです。
しかし、糖質を食べないと聞くと大抵の人は「え?それって大丈夫なの?」と聞いてきます。

今は糖質制限という言葉が広まって、糖質を制限することに抵抗はなくなってきましたが、完全に食べませんとなるとやはり不安を感じるようです。

しかし、人は糖質を食べなくても問題ない生き物です。
なぜなら、糖新生という糖を創り出す代謝機能を備えているから。

そして、糖新生に必要なものが脂質とタンパク質です。

私はMetabolismDietを説明する際に必ず「満足するまで食べてください」と言います。
これは脂質とタンパク質を食べて糖新生に必要な栄養をしっかり確保してもらうためです。

食材は成分表を見て購入する

このファイルは私が作成した成分表です。
(PCに保存したい場合は食品成分表.xlsをクリックしてください)

赤文字は糖質量が可食部100g中5gを超えている食材です。
青文字はその逆。

食材に成分表が記載されていれば、それを見るのが手っ取り早いのですが、そうでない場合もありますので 参考にしてください。

この成分表を見れば、どの食材にどれほど糖質が含まれているか一目瞭然です。

ただ集録されている食材の量が量ですのでまずはざっと目を通し、どの種類の食べ物が糖質量が多い(少ない)のか把握しましょう。
それから検索機能を使って好きな食材を調べてください。

糖質を食べないコツは”買うものを決めてから買い物に行くこと”
これができれば1食当たり糖質量20g以下というルールを守るのも簡単です。
慣れれば成分表を見なくても買い物ができるようになりますよ。

カロリー計算など余計な手間

暴飲暴食しない限り、カロリーは気にしなくてOK。
むしろ脂質、たんぱく質はしっかり食べましょう。
そうでないと基礎代謝に必要な分のカロリーを下回ってしまいます。

エネルギー源であるケトン体をガンガン生産しよう

糖質を食べない=肥満ホルモンが分泌されない

糖質を食べないと脂質代謝を妨げるインスリンが分泌されないので脂質代謝が普通では考えられないほど活発になります。

この状態になると中性脂肪からケトン体が大量に生産され、エネルギー源になります。

余ったケトン体は尿に排出されるので、同カロリーの現代食よりダイエット効果が高くなります。

3ヶ月前後で各細胞のケトン体使用効率が上がり尿に排出されなくなります。

水をたくさん飲もう

余ったケトン体が尿に排出されるならば、トイレの回数を増やせばその分、ケトン体の排出量も増えるのでは?
その通り。増えます。

尿に排出されるケトン体の量はそれほど多くはありませんが、塵も積もればなんとやら。

ダイエットに有効です。

しかし、トイレの回数増加=トイレが近くなるということなのでなかなか難しい。

そんなときは「水を飲むタイミング」「トイレに行くタイミング」を予め決めておきます。

  • 起床時 500ml飲んでからトイレに行く
  • 昼休憩に 500ml飲んでトイレに行ってから仕事を再開する
  • 15:00~17:00 の間の休憩時に合わせて 500ml飲み、トイレに行く
  • 入浴前に500ml飲んでトイレに行く
  • 入浴後に 500ml飲んでトイレに行く
  • 就寝前に 500ml飲んでトイレに行く

「水を飲む」と「トイレに行く」をセットにすると容易になります。
これで 1 日に 2.5 リットル飲むことができますね。

後、飲むのは水が一番好ましいです。 紅茶や緑茶などはノンカロリー飲料ですが、カフェインが入っています。

カフェインは刺激物ですので大量の摂取はお勧めできません。

常温の水が 1 番です。

上手くいってるかの目安

ここまで何度も言っている通り、糖質を食べないと脂質代謝が活発に働くようになります。

代謝が活発に働くと基礎体温が上昇します。

人の基礎体温は36℃半ばと言われていますが、これは間違い。
36℃半ば ~37℃が正しい基礎体温です。

基礎体温が上がっていれば、脂質代謝が活発に働いているということ。
MetabolismDietがうまくいっている証拠です。

小話だけど大事な話

講座の中では一貫して「糖質をカットしてください」と言ってきました。

「情報量少なくない?もっとないの?」と思われるかもしれませんが、この講座では正しいダイエットのやり方をしっかり覚えてもらうため必要最低限のことしか話していません。

もし健康というものに興味があるなら、もっといろいろ知りたいなら小話だけど大事な話をお読みください。

ここにコレステロールや肥満など色々と健康にまつわる話を掲載していきます。

さっそくやってみよう

講座をすべて受講したなら、さっそく買い物に行きましょう。

まずは成分表を見て、可食部100g中5g以下の食材を調べメモを取り、食事のメニューを決めてください。

そうしたらメモを握りしめ、近くのスーパーへGO。

ここで注意点が1つ。
メモした食材以外は購入してはいけません。

余分な食べ物を買うとついつい食べてはいけないものも買ってしまいますから。

買い物を終えたら、次は冷蔵庫、台所周りの整理です。

買ってきた食材を冷蔵庫にしまいながら、ついでに糖質量の多い食材を処分しましょう。

実はダイエットって「やるべきことをやる」よりも「やってはいけないことをやらない」ほうがうまくいきます。

ここでもったいない精神を発揮して処分を戸惑うと、それだけでダイエットの成功率はカクンと下がってしまいます。

逆を言えば、ここで糖質量の多い食材を処分できればダイエットは8割がた成功です。

台所周りも同様に砂糖や小麦粉などを処分。

炊飯器やトースターはもう使う機会がないので、家族から強硬な反対でもされない限り、物置へ仕舞っちゃいましょう。

どうせなら家族も巻き込んで一家で健康になるのがベストですね。

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