ダイエット時における食事の回数

ダイエット

現代では1日3回食事を食べることを基本としています。

近年、特に若い人は食事の回数が不規則だったりしますが、それでも2回は食べている層が多いです。

では、ダイエット中は食事の回数はどれくらいが適切なのか。

今回はそんなお話。

ダイエット中の食事の回数は1日1回が理想

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この3つのキーワードでネット検索してみると、1日の消費カロリーを計算し、それを5,6回、多いのは9回に分けて食べるというのが現在の主流のようです。

恐らくこの方法は、はじめから食べる量を決めて小分けにすることにより、暴飲暴食を防ぎ、尚且つ常に食べている状態を作ることで満足感を出すためでしょう。

どうやら私は主流からは大きく外れているようですね。

ダイエット中の食事の回数は少なければ少ないほどいいです。
理想は1日1食。

理由は血糖値とインスリンにあります。

インスリンの分泌は大きく分けて2つあります。
基礎分泌と追加分泌です。

常に微量のインスリンが分泌されることを基礎分泌といい、食事によって血糖値が上がった時、基準値に戻すため高濃度のインスリンが分泌されることを追加分泌といいます。

人は肝臓における糖の放出と取り込み、基礎分泌による糖の取り込みによって血糖値を一定に保っているわけです。

ポイントとなるのは追加分泌のほうです。

追加分泌は2段階に分けて行われます。

1段階目は膵臓にあらかじめプールされている高濃度のインスリンが数分という短時間でドバッと一定量が分泌され、食後の急激な血糖値の上昇を防ぎます。
これを第1相反応といいます。

2段階目は第1相で処理しきれなかった糖を細胞にとりませるため高濃度のインスリンが持続して分泌されます。
これを第2相反応といいます。

糖質というのは肉や魚といった無糖質といわれる食材にも微量ながら含まれています。

つまり、食事をすれば必ずインスリンの追加分泌が起こります。

第1相は一定量分泌されるので食事の内容にかかわらず、回数が多ければ多いほどインスリンの分泌量が増えます。

食事の回数を増やすのは明らかに肥満ホルモン・インスリンの過剰分泌をもたらします。
これはダメですね。

もっと言えば、食後血糖値は2、3時間で元に戻りますが、大量に分泌されたインスリンは4,5時間も影響が続き、血糖値を食前よりも下げてしまいます。

人は血糖値が基準値を下回ると空腹を感じます。

本来なら血糖値が下がり、空腹を感じるのは「エネルギー源が足りてないよ。食事でエネルギー源を確保して」というメッセージです。

しかし、インスリンの過剰分泌で無理やり基準値以下まで血糖値を下げてしまうと、エネルギー源が豊富にあるにもかかわらず、空腹感を覚えてしまい過剰にカロリーを摂取する羽目になります。

ダイエットするうえでポイントとなるのは血糖値の波をできる限り無くし、一定に保つこと。

それにより、偽物の空腹感を防ぎ、必要のないカロリー摂取を抑えることができるようになります。

血糖値の波を防ぐには食事の回数をできる限り減らすこと。

理想は1日1食です。

ただ、理想は理想に過ぎないので無理に1食まで減らす必要はありません。

そもそも小食の人は1食で1日分のカロリーを摂取するなんて無理ですので、その時は無理せず食事の回数を増やしましょう。

あるいはサプリメントで栄養を補うのもありです。

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