前回の続きです。
糖質:脂質:タンパク質=1:5:4
この栄養バランスが身体にとって一番バランスのいい食事であると言いました。
その詳細のお話です。
3大栄養素の役割
まず、糖質、脂質、タンパク質の3つを3大栄養素と言いますが、これはこの3つの要素が身体にとってそれほど重要な要素だからです。
糖質は脳や無酸素運動時の筋肉のエネルギー源となり、脂質は脳を含む、ミトコンドリアをもつ全ての細胞のエネルギー源になり、タンパク質は細胞の材料になります。
理想の栄養バランス
糖質:脂質:タンパク質=1:5:4
なぜこの栄養バランスが理想なのか。
人は1日に消費するエネルギーの90%以上を脂質代謝によって生産しています。
これだけでもたくさんの脂質が必要だと解ります。
そして、人の身体は頭のてっぺんから足の先まですべてタンパク質で出来ています。
タンパク質もたくさん必要です。
やたらと糖質の割合が低いのは、人は糖を創り出す代謝機能を備えているので糖質を食べる必要がないからです。
糖質には必須脂肪酸や必須アミノ酸といった外から取り入れなければいけない栄養素がないので、本当に食べる必要がないのです。
それでも、1の割合があるのは、どんな食材にも少量ながら糖質が含まれているためです。
このように人の身体はそれぞれの栄養素によって必要な量が違います。
食事をこのバランスに整えるだけで、肥満や糖尿病など食事由来の生活習慣病は大きく改善します。